旅日記 and 写真 2013~

2013/08/28~29 走行770㎞のアッシー

長男坊が、5泊6日で南アルプス縦走するから下山口まで迎えにきて欲しいとアッシーを頼まれたので、ドライブがてらにと二つ返事でOKをした。話を詳しく聞くと、下山口は、大井川の上流にある畑薙第二ダムで、そのそばにある白樺荘まで迎えに行って、車を置いてある甲斐駒ケ岳の登山口駒ヶ岳神社の駐車場まで送って欲しいの事でした。朝早く出れば、大丈夫かなと思ったけど、とりあえずルートを確認したら、静岡から国道362号線で大井川鐵道千頭駅へ、そこから大井川のさらに上流ある白樺荘、帰りはカーブの多い山道の県道を走り静岡、新清水から富士川を上り中部縦貫道、中央道須玉ICそして我が家までの距離が、700km越えです。日帰りでは、とても無理な距離です。そしてアッシー役だけではつまらないので寸又峡温泉に一泊する事にしました。 世界遺産の登録が危ぶまれていたが、この6月に三保の松原も含まれ「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録されました。三保の松原からの絶景は、残念ながら湿気が多く空気も重たく景色的に良くありませんでした。ましてや雪のない富士山は、まるでワサビ抜きの鮨のようです。「富士には月見草と雪がよく似合う」  山道を登り大井川鐵道千頭駅では、SLの汽笛が聞こえたので、40数年ぶりに蒸気機関車とご対面となりました。真っ黒で武骨な車体、運転席のアナログなメーター、大きな動輪そして白い蒸気と煙突から出る黒い煙と匂い。蒸気機関車の息づかいと鼓動そして汽笛のハーモニーが、たまりません。蒸気機関車は、まさしく生きています。 寸又峡温泉のお湯は、美女づくりの湯と言われるだけあって、ツルツルしっとり肌にまとわりつくような感じで、さすが秘湯のお湯です。翌日は、寸又峡の夢の吊り橋を渡りスリルを味わい、待合せ場所の大井川上流を目指し45km の山道を走り白樺荘に着くと長男坊は、すでにフロントで待っていました。カミさんは滑落や怪我もなく下山した姿を見て安心したようです。温泉に入りながら山の話を聞くとだいぶ経験(反省も含めて)を積んだようです。 ちょうど12時にここを出発して、山道を下り静岡、清水こんどは、冨士川を上り中部縦貫道、中央道須玉ICを経て駒ヶ岳神社まで195km、さらに190km走りわが家に着いたのが21:30ごろとなりました。
走行距離770kmのアッシーとなりました。今はやりのドラマではないが、この貸しは、「倍返しだ!」

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