旅日記 and 写真 2013~

2013/02/14 アプトの道

カミさんが、行ってみたいと云っていた碓氷峠にある「めがね橋」に行ってきました。

信越本線は難所の碓氷峠越え(66.7/1000旧国鉄一の急勾配)を残し高崎駅から横川駅と軽井沢駅から直江津駅までが明治21年に開通しました。碓氷峠を越えて軽井沢駅までは明治26年にアプト式(レールの間にラックレールを敷き機関車側の車輪のギヤーを噛ませ急勾配を登る)により全線開通になりました。明治45年横川-軽井沢間電化(日本初)され横川駅でアプト式の電気機関車牽引のため連結・解結のため、全ての列車が長時間停車した。その時間を利用して乗客が購入していたのが、あの有名な「峠の釜めし」です。昭和38年新線開通に伴いアプト区間は廃線となりました。長野新幹線が開業した199710月以降、横川駅軽井沢駅間が廃止されました。今は廃線敷を利用して、横川駅~熊ノ平駅の間の約6kmを遊歩道として整備され「アプトの道」として煉瓦作りの橋やトンネルを歩くことができます。中でも有名なのが碓氷第三橋梁(めがね橋)です。使用された煉瓦は約200万個に及び現存する煉瓦造りの橋の中では国内最大規模であり、下からの景観は圧巻です。トンネルもすべて煉瓦作りで、金具なども赤く錆びて歴史が感じられます。煉瓦作りの建築物は見ているだけで心が和みます。今から120余年前に大勢の人たちが、一個一個煉瓦を積み上げて作った苦労が、その煉瓦一つ一つから人の温もりが感じられてとても感動をします。カーブだらけの旧国道18号線で碓氷峠まで足をのばしました。「峠」の景色も好きです。

走行391kmの日帰りのドライブでした。我愛車ワゴンRお疲れ様でした。

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